前巷説

巷説百物語シリーズの最新刊であり、京極夏彦の妖怪シリーズの世界観の一番最初(2007年現在)に来る話である。

双六売りの主人公、又市が御行さんになるまでの話であり、作中で又市のいる場所というのが次に来る「巷説百物語」と同じポジションになる訳である。
その為、最後の話ではカタストロフが起こる。起きなければ、巷説百物語に続けないから。
しかし、まぁ、何というか宗教は恐ろしいやねと思った。自分達が縛られない為に、自分たちで自分たちを縛っているのだから、手に負えない。

百助さんはこっそり登場。この頃からダメ人間だ、この人。

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