テレビ版もないのにTHE MOVIEはないだろう……
と言うわけで、興行収入では大爆死したゼロの映画です。
評判は良いみたいですが、はたして……
うーん、確かにシナリオはライダー(OOOとMOVIE大戦)に比べたらまともだし、
ノアの神のリスペクトとか(それ言うたらスカルのクモ、コウモリもだけど)良いんだけど。
これ、去年の映画もそう感じたんだけど「ウルトラマン」じゃないような……
ウルトラマンってのは「光の国から僕らのために」とか「遠く離れて地球に一人」
だと思うんだけどなぁ。
去年の映画はウルトラの星の危機! だったし、
今年はウルトラの星への謎の侵略者を倒しに行くぞ!で
自分(もしくは自分たち)のために戦ってるんだよね(ゼロはベリアルを倒すことに拘ってる)。
ミラーナイトにしろ、ジャンボットにしろ、自分の姫ないし星を守るために戦ってて、
人(地球人)の為に戦ってるわけじゃないというか、人のために戦うというのは
ネクサスですら踏襲していた路線な訳で、そこから外れたらそれウルトラマン?みたいな
(そもウルトラマン自体、地球人による呼称なわけで)
そんな状態でベリアル軍団との大規模戦をやってもなにか違う気が……
たとえば、これがメビウスの最終章、vs暗黒大皇帝エンペラ星人編なら分かるんだよ。
これを見たかったんだよ。エンペラ星人率いる大軍団vs宇宙警備隊&地球人の総力戦とか。
それでも、去年はウルトラヒーロー結集! みたいな路線でヒットもしたんだろうけど、
ミラーマンとかファイヤーマンとかリファインしても、そりゃあ客は入らないよorz
まぁ、それはそれとして、Nプロファンとしては大満足なんですけどね。
序盤のランとゼロの対比の構図(人間と神の如きウルトラマン)がそのまま
終盤にゼロとノアの対比の構図として使用されていて、ノアの神性が強調されてたり、
みんな「ノアの神」って呼んでるのにゼロだけ「ウルトラマンノア!」って呼んでて、
M78宇宙でのノアの現出とウルトラマンから見てもウルトラマンであるという演出とか、
他の宇宙に移動するには光の国の全エネルギーを結集する必要があるにもかかわらず、
様々な宇宙に遺跡を残しているノアの神っぷりとか、
ノアの力の片鱗でしかないウルティメイトイージスの一降りで惑星級戦艦両断、
ノアは化け物か?!とか、ベリアルの最終形態がTHE ONEっぽかったりとか、
隊長とザギ副隊長が出ていたりとか
ところで、ゼロが触ったらバラージの盾の欠片が光った理由とか、説明無かったよね……
はじめまして、tocomaといいます。
ダークルシフェルについて探してたらここに来ましたw
個人的には今回の映画はすごくよかったと思うんですが……
確かにお客さんすくなかったですけど。
あと、人のためにっていうのはそれほど違ってない気もします。
ゼロはベリアルとの闘いにこだわってますけど、それも
「俺が倒しきれてなかったから、こんなことになってしまった」
っていう後悔の念からでしょうし。
その意味ではハヤタ兄さんと近いと思うんです。
(あの人も交通事故の被害者への罪滅しもあるような気がするんで)
あと、ウルトラマンの在り方としては
「地球以外でもこうやって戦っているウルトラマンがいる」
という描写を本当はしたかったんじゃないでしょうか。
円谷プロとしては地球にこだわらず活動範囲を広げたい、と考えているように見えるので。
大怪獣バトルでそれをやっているような気もしますけど、
あれはウルトラ戦士は脇役ですから……
エンペラ陛下に関しては本来こうあるべきだったとは思いますw
四天王とウルトラ兄弟が戦って、陛下の攻撃でやられかけて……
今からリメイクしてほしいですよね。最終三部作だけでいいんで。
個人的には強そうには見えたんですけど、皇帝陛下地味ですよね……
でもNプロ好きだとうれしいですよね今回の演出は。
ノアさんどんだけすごいんだ、と。
あとあのノアさんに勝ちで喧嘩挑むザギさん何者なの、とか。
医師に関してですけど、あれはおそらく
「信頼が生まれた」ということなのではないでしょうか。
今回の映画はPVのあたりからそうでしたけど、
「あきらめるな」とか「信じるよ」とかが強調されてるように見えたので。
ノアが出てくるのも、こう考えると問題ないと思います。
以上、長々とすみませんでした。
また遊びに来ると思いますので、その時はよろしくお願いします。