テレビの友チャンネル Gガイド for Wii
2008年3月4日、Wii用のチャンネルとしてテレビの友チャンネル Gガイド for Wiiが提供された。
上記リンクの解説を読んでいただければ分かるかも知れないが、3D化されたGガイドを使用したテレビ番組表に、家庭内、そして国内での人気番組が分かるという仕組みを追加したチャンネルである。
正直に言えばこのチャンネル、イマイチである。何がイマイチかと説明するならば、テレビを見るのにわざわざWiiを起動して、そしてテレビ番組をチェックした後にTVを見るという行為が何かおかしい(1)。
そもそも、テレビは付ければ見れるからテレビなのであって、テレビとWiiの両方を付けてテレビを見ると言うのは手間が余計に1つ増えていると言わざるを得ない。
だが、それでもこのチャンネルは進化の方向次第によれば化ける可能性がある。その方向とは、Webでも最近進んでいるパーソナライズ化と、TVとの融合である。
個人への最適化
パーソナライズ化というのは、例えばiTunesStoreでいくつか音楽を買うと、「あなたのための選曲です」といった感じで似たようなカテゴリの音楽がワンクリックでいくつも表示されたり、iGoogleのようにポータルサイトをその個人の好みによってカスタマイズできると言った仕掛けである。
もっとも、iTSの選曲はアニメだったら味噌もクソもなくアニメが表示されて「俺は萌えアニメになど興味ねえ!! 俺が聞きたいのはロボアニメだ!!」とか「なんでクライマックスジャンプ買ったら浜崎が出るんだよ!! 意味わかんねえよ!!」等と言ったことが往々にしてあるわけであるが。
幸い、テレビの友チャンネルには気になる番組をチェックして任天堂に送信する機能が付いているわけで、それを使用すれば意外と簡単に再現できるのかも知れない。
TVとの融合
そしてもう一つがTVとの融合である。Wii発売時の日経ビジネスのインタビューの時点で既に「Wii内蔵テレビ」の話が上がっていると岩田社長が言っていた記憶があるが、シェアトップを取った現在ではその話はあり得ない話ではないだろう。
それならば話は簡単である。TVの電源=Wiiの電源となる訳であるから「Wiiを起動した後にTVを視聴する」と言った二度手間の行為は必要が無くなる。
終わりに
立ち上げた瞬間に「テレビの友チャンネル」と言う個人に最適化された番組表が映し出され、ポインティングデバイス、つまりWiiリモコンを用いて見たい番組を指定してボタンを押すと映し出される。
それこそが21世紀のテレビなのではないだろうか。と思った次第…文章にするまで時間かかったなあ、これ。
注釈
注1:とは言え、すぐにチャンネルを切り替えられるアナログ地上波放送のTV番組表というのはそれなりに意味があったりするが。さらに、携帯電話にメールを送れるという点も見過ごせない。
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